田中史子のつぶやきコラム

田中史子の
つぶやきコラム

田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

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2018.2.15

仮装離婚

夫婦の間で、本当は離婚する意思はないにもかかわらず、離婚届を提出することがあります。

夫(もしくは妻)に借金があり、妻(もしくは夫)への財産分与によって債権者からの財産の差し押さえを免れるために離婚届を提出する場合、また、妻(もしくは夫)が結婚により夫(・・・

2018.2.13

離婚届の届出の意思について

協議離婚の場合、夫婦が離婚の合意をし、離婚届に双方が署名・押印して届け出れば、離婚が成立します。

ただ、夫婦喧嘩をしてカッとなり、いったん離婚届に署名・押印して夫(もしくは妻)に渡したが、後で冷静になってみると、離婚はしたくない、という場合もあるかと思い・・・

2018.1.28

父母以外を監護者と指定することができるか

様々な理由により父母以外の第三者、例えば祖父母や他の親族が子どもを監護していることがあります。

それでは、父母以外の第三者が、自らを監護者として指定することを裁判所に求めることができるのでしょうか。

この点、東京高等裁判所平成20年1月30日決定は・・・

2018.1.12

親権者指定の合意

夫婦が協議で、子どもの親権者を夫または妻にすることを合意し、離婚した場合でも、いったん親権者を定めた以上は、その後、父親と母親二人の合意のみで親権者を変更することはできません

仮に父親と母親の間で、親権者の変更をする合意ができていても、子の利益及び福祉の・・・

2018.1.10

子どもを連れての別居

夫婦が別居する際、自宅を出て行く妻(もしくは夫)が、相手方の同意なく子どもを連れていくことがあります。このような場合、「子どもの連れ去り」にはならないのでしょうか。

これは大変難しい問題だと思います。夫婦双方が子どもの親権を強く主張している場合、子どもを・・・

2018.1.9

違法な監護の開始と親権者の適格性

子どもを一定期間継続して監護養育している親であっても、その監護が、子どもの連れ去り等の違法な行為によって開始されたものであるときには、そのことは親権者指定の判断要素とされます。

それまでの子どもの安定した生活を実力で変更することが、子どもの福祉に反する行・・・

2018.1.8

親権者の決定における面会交流の許容性

離婚時に子どもの親権者の適格性を判断するにあたり、離婚後の面会交流の許容性を判断基準の一つとする考え方があります。

子どもにとっては、父親と母親が円満に生活し、両親からの共同監護を受けることが最もよいことです。しかし、夫婦関係が悪化した状態になると、夫婦・・・

2018.1.6

きょうだい不分離の基準について

親権者の指定等においては、「きょうだい不分離の基準」というものがあります。

例えば長男、長女の2人きょうだいの場合、長男は父親が親権者となり、長女は母親が親権者となる、というように、きょうだいを別々にするのは相当ではない、という考え方です。

これは・・・

2018.1.5

平成29年12月5日最高裁第三小法廷決定

昨年12月5日の、子どもの親権・監護権に関する最高裁判所第三小法廷の決定を読み、その内容に感動したので、今日は、そのことについて書きたいと思います。

この事案は、協議離婚の際、父親を長男の親権者と定めたが、離婚前から母親が長男を連れて別居しており、離婚後・・・

2018.1.4

親権者決定における子の意思把握の方法

昨日のコラムで、「子どもが言葉で、親権者についての自分の意見を表明できる年齢については、おおむね10歳(小学校4、5年生)以上であれば問題ないとされています。」と記載しました。ただ、10歳以下の子どもであっても、子どもの意思を把握することが重要であることはもち・・・