田中史子の
つぶやきコラム
田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。
※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。
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2018.7.27
財産分与と譲渡所得税について
離婚時、夫(もしくは妻)が、妻(もしくは夫)に対し、自宅マンションを財産分与する場合、税金はかかるのでしょうか。
この点、自宅マンションを無償で財産分与したのであれば、税金はかからないようにも思えます。しかし、不動産の財産分与においては、財産分与をする側に譲渡所得税がかかる・・・
2018.6.2
義理の両親との不仲
結婚後、夫(もしくは妻)の両親と不仲となり、それが原因で夫婦仲まで悪くなってしまうことがあります。では、義理の両親との不仲は、離婚原因となるのでしょうか。
単に義理の両親と不仲であるということだけでは、離婚原因とはなりませんが、それにより、夫婦関係自体が悪化して、修復不能な・・・
2018.5.11
性格の不一致による離婚
離婚原因として、「性格の不一致」ということがよく言われます。しかし、夫婦それぞれの性格が異なることは当然のことであり、性格が一致している、という夫婦の方がめずらしいのではないでしょうか。
裁判で、性格の不一致を離婚に離婚が認められるのは、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法77・・・
2018.5.5
宗教活動と離婚
夫(もしくは妻)が宗教活動を行っていることを理由に、離婚が認められるでしょうか。
夫婦であっても、それぞれ信仰の自由があり、夫(もしくは妻)に自分の信じている信仰を押しつけたり、夫(もしくは妻)の信じている信仰を禁止したりすることはできず、夫(もしくは妻)が宗教活動を行って・・・
2018.5.1
熟年離婚
結婚して長年が経ち、子ども達も独立した後、夫が定年退職したとたん、妻から離婚を申し出られるということがあります。
夫とすれば、これまで妻や子ども達のために、毎日、必死で働いてきて、やっとこれから妻とゆっくり過ごせると思っていたのに、突然の離婚の申し出に驚き、どうしてなのかわから・・・
2018.4.30
夫婦間の暴力
夫婦間の暴力は、離婚原因となります。離婚原因を規定した民法770条には、暴力が離婚原因となることは明記されていませんが、夫(もしくは妻)に対する暴力は、「離婚を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)にあたります。
また、夫婦間の暴力は、「離婚原因」となるだけでなく、・・・
2018.4.9
財産分与と株価の評価
財産分与の対象には、株式も含まれます。しかし、上場株式の株式で、株価が明確になる場合であっても、時間の経過によって株価は変動していくため、財産分与にあたって、どの時点の株価を基準とすべきかが問題となります。
この点、どの範囲の株式が財産分与の対象になるか・・・
2018.4.6
自社株と財産分与
夫(もしくは妻)が会社経営をしている場合、夫(もしくは妻)が保有している自社株は、財産分与の対象となるのでしょうか。
この点、会社が婚姻より前に設立されていた場合や、夫(もしくは妻)の特有財産をもとに設立した会社の場合には、原則としては、財産分与の対象に・・・
2018.4.5
借地上の住宅の財産分与
借地上の住宅を財産分与する場合、どのような問題があるでしょうか。
例えば、Aさん所有の土地を夫が借りて、その土地上に夫名義の自宅を建てている場合、Aさんと夫との間で、土地の賃貸借契約が結ばれていることになります。ところが、夫が離婚に際して、妻に自宅を財産・・・
2018.4.4
婚姻費用分担と財産分与
夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を負担します(民法760条)。
そのため、夫婦が別居していても、離婚までの間は婚姻費用の分担を求めることができます。例えば、妻が子どもを連れて別居した場合、妻は夫に対し、自分と子どもの生・・・