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調停が不成立となった後に夫と交渉し、相当な慰謝料支払を含む条件で協議離婚が成立した事例

ご相談内容

ご依頼者が、夫の言動から女性との交際を疑い確認したところ、夫は交際を認めて自宅マンションを出ていきました。しかし、その後夫は、3人のお子さんのうち、下の2人を説得して連れて行ってしまい、ご依頼者に対し、これからは住宅ローンを支払わないので、早くマンションを出て行くようにと迫っているとのことでした。ご依頼者も、離婚はやむを得ないと考えているとのことでしたが、お子さん達の親権はどうなるのか、また、このままでは財産分与や慰謝料の支払いもないまま、マンションが競売されてしまうのではないかと、大変不安に感じていらっしゃいました。

当事務所での対応

ご依頼者から離婚調停のご依頼を受けて、お子さん達の親権の主張と財産分与・慰謝料等の請求をしました。しかし、夫は調停において不貞行為を否定し、お子さん2人の親権は譲らないこと、解決金は最高50万円までしか支払うつもりはないことを明言し、次回から調停には出席しない意向を示したため、調停不成立となりました。しかし、お子さん達の心情を考えると、離婚訴訟で争うよりも、早期の和解解決が望ましいことから、訴訟提起の前に当職が夫と直接の交渉を行いました。

結果

当職と夫との交渉の結果、お子さん達の親権は現在の監護状況のままとし、夫がご依頼者に対し、慰謝料を含め合計350万円を支払うという内容で、協議が成立しました。ご依頼者にとって、2人のお子さんの親権を手放すことは大変つらいことでしたが、子ども達が双方の家を自由に行き来し、兄弟同士が交流を保てる状況を維持することを重視し、早期の和解を決断しました。
ご依頼者は、離婚後も、お子さん達と良好な関係を保ち、信頼関係を築いています。また、ご依頼者は、離婚後、自分自身で人生を切り開いていくという意思を持ち、仕事の幅を広げ、ご自分の能力を生かせる分野で、生き生きと活躍されています。ご依頼者からは、早期解決し、離婚後もお子さん達との良好な関係を保てたこと、また、離婚を通じて考え方が前向きになれたことが本当によかったと言っていただいています。
ご依頼者は、離婚を通じて、自分自身で人生を切り開いていくことを選び、精神的な自由を得、経済的にも自立することができました。また、お子さんとの関係はもちろん、周囲の人とのつながりを広げ、思いやりにあふれた人生を送られています。私も、ご依頼者が、現在、自由で自立し、思いやりにあふれた人生を送られていることが、本当に素晴らしいことだと思っています。。

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